コニカミノルタ:仏の出力機器メーカーMGI社と資本・業務提携、プロダクションプリント分野で成長領域の拡大を図る
2014年1月21日 16:57
【1月21日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 複合機などの製造と販売を手がけるコニカミノルタ(東:4902)は21日、フランスを拠点とする出力機器メーカーであるMGI Digital Graphic Technology (本社:フランス イブリィ、以下「MGI社」)と、資本・業務提携することで合意したと発表した。コニカミノルタが、MGI社の新株発行分を約1370万ユーロ(約19億4000万円)で引き受け、総株式数の10%を取得するとともに、開発・販売における業務提携を行う。
MGI社は、昨今の印刷のデジタル化のトレンドを見据え、カード・プラスチック印刷を始めとした成長市場にフォーカスし、顧客ニーズに密着したユニークな製品を展開。欧州を中心に北米、アジアへとグローバルに事業を行い、高い成長率を維持しているという。最近ではプリンテッド・エレクトロニクス分野に進出し、電子回路などの産業用印刷においても積極的な展開を図っている。
コニカミノルタは、今回の提携において、MGI社の持つデジタル印刷市場での高いマーケティング力と開発力を活用し、プロダクションプリント(PP)分野における成長領域の拡大を目指す。特に、既存の商業印刷市場での紙出力に加えて、パッケージ印刷や3Dコンポーネント印刷などの特殊な出力システムへ応用させたい考え。【了】