城南進学研究社 Research Memo(7):久保田式教育法を採用し乳幼児教育に注力
2014年1月20日 19:11
*19:11JST 城南進学研究社 Research Memo(7):久保田式教育法を採用し乳幼児教育に注力
■業態ごとの事業戦略の詳細
(4)乳幼児教育部門
城南進学研究社<4720>が今最も注力しているのは乳幼児教育の分野である。同社は久保田博士夫妻の提唱する久保田式教育法を採用し、「くぼたのうけん」ブランドの教室(3教室)の運営、同ブランドのWeb学習教材の販売、及び、久保田式教育法を全面に打ち出した「城南ルミナ保育園立川」の運営、の各事業を展開中である。これらの事業は2013年3月期で年商が約1.5億円に達している。
久保田式教育法に対する乳幼児を持つ親の関心は高く、一部の校舎では入学待ちも出ているようである。「くぼたのうけん」は、幼稚園児による小学校“お受験”のための教育ではない。お受験向け幼児教育への進出について、現時点では同社は“お受験”分野への進出計画はないとしている。しかし「くぼたのうけん」卒業生の実績次第では、結果的に“お受験”を志向する親の間での評判が高まり、「くぼたのうけん」への需要が一段と高まる可能性はあろう。
2013年10月には、幼児期からの英語教育を行うジー・イー・エヌを子会社化した。これはZoo-phonics methodによる英語教育を手掛けてきた企業である。小学校における英語教育開始や東京オリンピックなどを契機に、英語教育熱が高まる中で、ジー社が英語教育事業の立ち上げの先鋒の役割を果たすことを期待している。しかしながら、収益面では年商2億円、利益で数百万円の規模であるため、この数字だけを見れば収益の押し上げ効果は小さいようにも見える。ただ、ジー社は有限会社という会社形式からも想像がつくように、家族経営方式の小規模展開であった。今回、同社の資本が入り株式会社化したことにより業容拡大を行う人的・資金的余裕ができたことや、同社が英語教育を小学生の顧客獲得の目玉の1つにしたいと考えていることなどを考慮すると、ジー社の拡大スピードが、予想以上に加速する可能性もある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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