前場に注目すべき3つのポイント~任天堂はADRで急落、今期大幅下方修正を嫌気

2014年1月20日 08:17


*08:18JST 前場に注目すべき3つのポイント~任天堂はADRで急落、今期大幅下方修正を嫌気

20日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:企業業績に対する関心が高まる
■外資系証券の注文動向:差し引き530万株の買い越し
■前場の注目材料:任天堂<7974>はADRで急落、今期営業損益見通しを350億円の赤字へ大幅下方修正

■企業業績に対する関心が高まる

☆日経225想定レンジ:上限15850円-下限15650円

20日の東京市場は方向感の掴みづらい展開になりそうだ。17日の米国市場は、NYダウが上昇する一方で、半導体関連の下げの影響からナスダックが下落。シカゴ日経225先物清算値は大証比5円安の15745円。円相場は1ドル104円前半とやや円高に振れて推移している。20日の米国はキング牧師の誕生日で祝日となるため、海外勢のフローも限られると考えられる。

米決算が本格化するなか、引き続き決算内容を見極める流れになるが、国内でも1月下旬から決算発表が本格化する。17日には任天堂<7974>が2014年3月期業績の大幅な下方修正を発表した。同日の米国預託証券(ADR)では日本円換算で15%超の大幅下落となり、徐々に企業業績に対する関心が高まるとみる。

経済指標では中国の10-12月GDPが発表される。23日には1月の中国HSBC製造業PMI(速報値)の発表が予定されており、中国経済の成長鈍化ペースを見極めたいとの思惑も広がりそうだ。

そのほか、今週は東京都知事選が告示される。警戒されているのが海外投資家の売買変化である。投資主体別売買動向では、外国人投資家は11週間ぶりに売り越しに転じている。都知事選で国政が脱原発を掲げる都政に振り回される状況ともなればリスク回避の流れが強まる可能性はありそうだ。

一方、先週末の底堅さをみると、投信設定に関連する不動産や倉庫運輸関連などへの物色が目立っていた。少額投資非課税制度(NISA)が始まり、長期の資産形成に向けた個人投資家の買いが下支えとして意識されそうである。日経平均は不安定ながらも、個人投資家主体による物色意欲の強さから東証2部、マザーズ、ジャスダックなどは相対的に堅調となろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き530万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1270万株、買い1800万株、差し引き530万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

1月10日(金):260万株の買い越し
1月14日(火):120万株の売り越し
1月15日(水):650万株の買い越し
1月16日(木):140万株の買い越し
1月17日(金):570万株の買い越し

■前場の注目材料

・個人主体による物色意欲は強い、値動きの軽い中小型株に資金が向かいやすい状況
・任天堂<7974>はADRで急落、今期営業損益見通しを350億円の赤字へ大幅下方修正
・マツダ<7261>の4-12月期営業利益は1200億円程度とコンセンサス水準との観測

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

11:00 菅官房長官、定例記者会見

<海外>

08:30 豪・12月TDセキュリティーズ・インフレ指数(11月:前月比+0.2%)
11:00 中国・10-12月期国内総生産(GDP)(前年比予想:+7.6%、7-9月期:+7.8%)
11:00 中国・12月鉱工業生産(前年比予想:+9.8%、11月:+10.0%)
11:00 中国・12月小売売上高(前年比予想:+13.6%、11月:+13.7%)《KO》

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