アインファーマ 下期に向けて調剤薬局とドラッグストアの出店とM&Aを積極化へ

2014年1月17日 08:49


*08:49JST アインファーマ---下期に向けて調剤薬局とドラッグストアの出店とM&Aを積極化へ

アインファーマシーズ<9627>は、調剤薬局を全国にチェーン展開する。調剤薬局業界で国内売上トップ。これまで得意としてきた門前型の調剤専門薬局に加えて、今後は医療モール型の調剤薬局や都市型ドラッグストアの出店を本格化するなど、次の成長ステージに向けて、M&Aも活用した攻めの戦略を展開している。

上期(2013年5-10月期)の連結業績は、売上高が前年同期比10.6%増の830.24億円、営業利益が同19.1%増の50.12億円、経常利益が同15.9%増の51.63億円、純利益が同35.6%増の28.99億円だった。全ての項目で期初計画を上回り、2ケタの増収増益を達成した。

主力の医薬事業が好業績を牽引した格好だ。売上面では、処方日数の長期化により、調剤薬局の処方箋1枚当たりの売上高が上昇した。利益面では、増収効果に加えて、既存の各薬局がルールに捉われることなく、調剤薬局業務の全工程を検証・再構築する「考える薬局プロジェクト」を推進したことが収益性の向上に貢献した。

下期に向けて、引き続き事業規模の拡大を図る。具体的には、門前型および医療モール型の調剤薬局の新規開発とM&Aを積極化するほか、都市型ドラッグストア「アインズ&トルペ」を継続的に出店することにより、調剤薬局とドラッグストア合計で今期85店舗以上の出店計画を引き続き進めていく。

通期業績予想は昨年5月に発表した期初計画を据え置いている。売上高が前期比11.3%増の1720.00億円、営業利益が同16.3%増の112.80億円、経常利益が同13.2%増の116.50億円、純利益が同18.2%増の60.00億円としている。

ちなみに、昨年12月17日には、連結子会社(持株比率100%)であった静岡調剤を同社に吸収合併すると発表している。《FA》

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