16日の香港市場概況:続伸も上値が重い、中国GDPを控えて一段の買いには慎重さ
2014年1月16日 17:30
*17:30JST 16日の香港市場概況:続伸も上値が重い、中国GDPを控えて一段の買いには慎重さ
16日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続伸となり、前日比84.41ポイント高(+0.37%)の22986.41で取引を終えた。一方、H株指数(本土企業株で構成)は同14.27ポイント安(-0.14%)の10187.52、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同0.14ポイント安(-0.003%)の4449.15だった。
ハンセン指数は終日堅調に推移。米国景気の回復見通しや前日の米国株高など、良好な外部環境が支援材料。また、指数ウエートの高いテンセント(00700/HK)などが個別の材料で物色され、相場を支えた。ただ、本土株のさえない値動きが続いていることや、来週20日には中国の国内総生産(GDP)が発表されることから、買い進む動きは見られず。本日も23000を巡る攻防となったが、終値ではこの水準を回復できなかった。
ハンセン指数の構成銘柄では、テンセントが0.79%高。展示場運営や物流事業を手掛ける華南城(01668/HK)への資本参加が明らかとなった。電子商取引事業を強化し、ライバルのアリババ・グループに対抗する構えという。テンセントによる出資を受けて華南城は60.83%高と急騰した。
また、中国移動(00941/HK)が0.58%反発。米アップルのスマートフォンiPhoneの発売を明日17日に控え、予約の好調が伝わった。一方、競合する中国聯通(00762/HK)と中国電信(00728/HK)はそれぞれ2.39%、0.54%値を落とした。両社はiPhone販売で先行しているが、最大手の参入による競争激化を警戒する声が聞かれた。
半面、石炭価格の先安感から中国中煤能源(01898/HK)が3.01%安、中国神華能源(01088/HK)が2.25%安で引けた。このほか、中国工商銀行(01398/HK)など本土系銀行株が伸び悩んだ。本土メディアによると、不良債権の増大などを受けて、上場銀行の増益率は今年、1桁台まで減速する可能性があると指摘されている。《KO》