アールシーコアCORPORATE RESEARCH(5/7):2014年度は小幅ながら6期ぶりの営業減益を予想

2014年1月8日 18:35


*18:35JST アールシーコアCORPORATE RESEARCH(5/7):2014年度は小幅ながら6期ぶりの営業減益を予想

■業績動向

2014年度については、売上で10億円(8%)増の133億円、営業利益は0.3億円(3%)減の9.0億円を予想する。成約棟数前提は7%増の1,230棟とした。2014年度は総じて厳しい一年と想定する。売上の伸びは、受注残の消化進行に伴うもの。ただし、施工能力ネックからこれ以上の大幅な伸びは期待し難いと考えた。新規展示場の売上貢献も期待できようが、成約に要する時間を考えれば、売上寄与は限定的と予想する。BESSの人気が高まる中、この施工ネックはアールシーコア<7837>にとっても新たな課題として受け止める必要が出てきたように思われる。そして、増収ピッチが鈍化する中、損益面ではコスト上昇がフルに影響。想定売上総利益率は33.1%と、2013年度予想に対し1.7%ptほどの低下を余儀なくされよう。ただし、それでも売上増により売上総利益段階では増益基調を維持する見込みである。一方、販売管理費では、宣伝費や人件費などの戦略的必要経費が引き続き増加。賃借料などの抑制を見込むものの、販売管理費全体でも増加は不可避と見る。営業利益段階では、売上総利益の増加分を販売管理費増加が打消し、小幅ながらも6期ぶりの減益に転じると予想する。想定営業利益率は6.8%。


◆配当は35~40円を想定

ちなみに、経常利益は4%減の9.0億円、当期利益は4%減の5.3億円となろう。予想一株当たり利益は128円。配当は、(1)過去10年間の平均配当性向が約30%である、(2)同社は配当方針としてDOE(連結純資産配当比率)4%程度を目標に置いている、ことから、35~40円を予想する。


◆再度の消費税増税は予想に織り込まず。増税があれば、下期には駆け込み需要が発生しよう

なお、この予想では2015年10月に計画されている再度の消費税率引き上げ(8%から10%)の影響を織り込んでいない。これは8%への税率引き上げの影響次第では実現の可能性がかなり不透明になると考えたため。したがって、仮に10%への引き上げが当初のスケジュール通りに決定した場合は、この業績予想にも修正を加える必要が出てくる。具体的には、消費税引き上げ前の税率が適用される期限となる2014年度下期には相当の駆け込み需要が出てくる可能性があろう。施工能力や契約時期を考えれば、売上への直接寄与は限定的となるものの、成約棟数は大幅に想定を上振れることとなろう。


◆従来見通しとの比較では減額修正。施工能力ネックなどを懸念

従来見通しとの比較では、売上で7億円、営業利益で2億円の減額修正。主としてこれは、(1)施工能力ネックが当初想定以上に深刻化していること、(2)円安の影響や建設諸資材の価格上昇が想定以上となりつつあること、を予想に織り込んだことに拠るものである。同時に、成約棟数前提も70棟、下方修正した。これは、今回10%への消費税率引き上げの影響を除いたため。展示場拠点数(期末は48拠点を想定。従来は45拠点の前提)を引き上げたことはプラス要因としながら、駆け込み需要の影響はそれ以上のインパクトになるとの見方にある。


株式会社エヌ・ジー・アイ・コンサルティング 長井 亨《FA》

最新記事