【木村隆のマーケット&銘柄観察】スカパーJSATホールディングスは進捗率が進展、今期は増額有力

2013年12月19日 11:59

  スカパーJSATホールディングス <9412> は高値圏でのもみ合いを払い、新展開に踏み込んでいくことになりそう。業績の好調が株価を押し上げていくエンジンンになる。今2014年3月期の9月中間決算は、営業収益828億400万円と前年同期比5.5%増、営業利益も109憶300万円と、同33.2%増の大幅増益決算となった。

  有料多チャンネル事業におけるスカパー!サービスを中心に顧客獲得が進んだほか、スカパー!プレミアムサービスでのハイビジョンを中心としたH.264方式によるハイビジョンサービス」)への加入者も増加した。宇宙・衛星事業では企業・官公庁のBCP(事業継続計画)向けソリューションの提供やグローバルビジネスの強化など、移動体衛星通信ビジネスの拡大に積極的に取り組んだ。

  通期では営業収益が1640億円(前期比2.8%増)、営業利益170億円(同5.2%増)の見通しを据え置いた。営業利益の中間決算の進捗率は64%となるだけに、今期後半についてはかなり慎重な見通しと思われる。

  契約者であればスマートフォンなどでも無料で番組を視聴できるビデオ・オン・デマンドサービスを拡充し解約を抑制。一方、現在の基本パック(45チャンネル・月額3570円)からチャンネル数を絞った安価な料金プランの投入も検討し、新たな顧客層の取り込みを図る。宇宙・衛星事業では、自治体の災害対策需要への取り組みを強化する方針だ。アジアを中心にグローバル化の進展も図る。

  アナリスト筋では今期の増額がコンセンサスになりつつあり、2016年3月期に営業利益200億円(同161億円)を目指す中期経営計画の達成も視野に入ってきている。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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