【中国から探る日本株】環境規制が新たなリスクにも、国営ラジオがユニクロなどやり玉に
2013年12月16日 08:04
*08:04JST 【中国から探る日本株】環境規制が新たなリスクにも、国営ラジオがユニクロなどやり玉に
大気汚染の深刻化などを受け、中国政府は企業の環境保護対策への取り締まりを強化している。セメントをはじめとする“高汚染”業界では、工場の生産停止を命じられる例が増えている状況だ。また、環境問題に対する市民の関心も高まっており、企業イメージを左右する要因の一つとなっている。国内企業だけでなく、中国に進出する外国企業にとっても、環境への取り組みが新たなリスクとなる可能性が指摘されている。
最近では、中国国営ラジオの中央人民放送(CNR)がニュース番組の中で、環境保護団体の調査結果を取り上げ、水質汚染問題への関心が薄いアパレル企業が多いと伝えた。やり玉に挙がったのは、「雅戈爾(youngor)」など国内ブランドのほか、ファーストリテイリング<9983>が展開する「ユニクロ」、米国の「カルバン・クライン」や「ポロ」など。同番組は、これらのブランドがサプライヤーとする染色・プリント工場で深刻な廃水汚染が存在すると名指し批判した。
何かと日本ブランドが攻撃を受けやすい中国にあっても、ユニクロは“中国人受け”の良いブランドではあるが、今後の中国での事業展開においては「環境」がキーワードの一つとなってくる可能性がある。なお、ファーストリテイリングは9月末に、同社として世界最大の旗艦店を上海市にオープン。今後は中国で年間80-100店のペースで出店し、2020年までに1000店体制とする計画を掲げている。《NT》