個別銘柄戦略:輸出関連物色では自動車株に関心、造船株などに期待材料
2013年12月13日 09:05
*09:05JST 個別銘柄戦略:輸出関連物色では自動車株に関心、造船株などに期待材料
為替の円安を好感して買いが先行する可能性だが、買い一巡後はやや伸び悩む展開にもなりそうだ。米量的緩和の縮小懸念が強まる中、全般的なリスクオフへの懸念なども次第に高まっていく公算があろう。
液晶関連を中心とした先行き懸念なども、引き続き拭いきれないか。円安を好感した輸出関連物色では自動車株に関心も向くことになろう。引き続き上値の重さが意識されるならば、全体相場の閉塞感などにもつながろう。ちなみに、軽自動車の税率引き上げ決定などは、関連銘柄のアク抜け材料となりそうだが。
そのほか、三菱商事<8058>の商船倍増報道などは、造船株などにとって期待材料視される可能性。また、オハラ<5218>のハードディスク用ガラス基板撤退を受けて、HOYA<7741>などには競争緩和期待も高まるか。イハラケミカル<4989>の今期好業績見通しを受けて、農薬関連にも資金が向かおう。防衛費大幅増は防衛関連の手掛かり材料にも。《KO》