米株式:下落、債券購入30-40億ドルと大規模

2013年12月13日 00:31


*00:31JST 米株式:下落、債券購入30-40億ドルと大規模

米株式市場

S&P先物は9月18日の高値と10月8日の安値後から続いていたライジング・ウエッジの下限を2日に下抜けたが、12月第1週の大規模な債券購入が下支えし、雇用統計発表後の6日(債券購入:42.5-52.5億ドル)には史上最高値に近づいた。10-11日は小規模だが、12日は30-40億ドルと大規模。来週、17-18日の連邦公開市場委員会後の19日は2回に渡る購入で合計60-75億ドルが予定されている。なお、11日にSP500は20ハンドル程下落、先物で見ればオーバーナイトには史上最高値近くまで接近した後からの大幅下落だったが、特に大きな出来高を伴ったものではなかった。ただ、ビッドよりもアスク側からの動きが現物引けまで見られた。

10日夕方に、両党が財政協議の合意に至ったことが明らかになり、向こう2年間で630億ドルの「sequester」(歳出強制削減)縮小が発表されている。この動きに関してホワイトハウスは「議会が通せば大統領はサインする」としている。

10月15日夕方に米ソブリン債をネガティヴウォッチに設定していたフィッチは、14年第1四半期終了までの引き下げを示唆していたなか、11月にも「債務上限問題の繰り返しは格付けに良い影響を与えない」と再度警告、「債務削減は必要」と指摘していたが、現時点では格下げリスクは低下したことになる。同格付会社は、来年第1四半期中にウォッチネガティヴを再考するとのこと。

来週18日に連邦公開市場委員会を控えるなかで、9月18日以降の連銀幹部は今後の成長と同時にワシントンでの政治動向を縮小見送り背景に挙げていた為に、ワシントン動向の不安定さが減ったと解釈すれば11月の2カ月連続で非農業部門雇用者数が20万人増加を示した雇用統計と共に見送りへの建前をまた一つ失ったことになる。連銀幹部による講演・発言の類は18日のバーナンキ議長による四半期ごとのプレスカンファレンスまでは予定されていない。なお、これ以降は年末を挟んで1月3日のバーナンキ議長と14年に投票権を持つことになるフィラデルフィア連銀プロッサー総裁によるフィラデルフィアでの経済カンファレンスまでは予定ない。

個別銘柄では、アパレルのルルレモン・アスレティカ(LULU)が冴えない決算を発表。

S&P 500は5.02安の1777.20前後で推移、ナスダック総合指数4.94ポイント安の3998.87ポイント、ダウ平均株価は84.00ドル安の15759.53ドル前後で推移(日本時間24時25分時点)。《KG》

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