日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は180円安、ソフトバンクなどが軟調

2013年12月12日 09:39


*09:39JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は180円安、ソフトバンクなどが軟調

【日経平均は100円超の下落、ソフトバンクなどが軟調】

9時38分現在の日経平均株価は、15335.02円(前日比-180.04円)で推移。日経平均は続落で始まった。下げ幅は100円を超えており、15400円を下回ってのスタートに。11日の米国市場は量的緩和縮小への思惑で大きく下げており、シカゴ日経225先物清算値は大証比200円安の15320円だったことで、これにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンに。セクターでは精密機器、その他製品、海運、金属製品、電気機器、機械、化学、その他金融などの弱さが目立つ。

売買代金上位では、総じて軟調であり、ソフトバンク<9984>、トヨタ<7203>、グリー<3632>、ソニー<6758>、DeNA<2432>、ファーストリテイリング<9983>、ガンホー<3765>、パナソニック<6752>などが軟調。そのなかで、アドウェイズ<2489>、NTT<9432>、熊谷組<1861>、コロプラ<3668>などがしっかり。材料系ではKLab<3656>、イー・キャッシュ<3840>、ザインエレク<6769>などが強い動きをみせている。

【ドル・円は102円54銭、102円台前半には個人勢などのドル買いオーダー】

ドル・円は102円54銭付近で推移。ドル・円は102円42銭まで下げたが、102円台前半には顧客筋や個人勢などのドル買いオーダーが残されているもよう。日経平均株価の下落は想定の範囲内との声が聞かれており、この程度の下げであればリスク回避的な円買いがさらに拡大する可能性は低いとの見方が多いようだ。

短期筋や個人勢の多くは102円台前半でドル買いを継続する見込み。102円00銭でストップロスのドル売りが執行されるとの見方があるが、米量的緩和策の年内縮小の可能性は残されており、投機的なドル売り・円買いが拡大する状況ではないとみられている。

■今後のポイント

・102円台前半で個人勢、短期筋のドル買い興味
・日経平均株価の下落は想定の範囲内→リスク回避的な円買いは拡大せず

9時38分時点でドル・円は102円54銭、ユーロ・円は141円33銭、ポンド・円は167円88銭、豪ドル・円は92円90銭付近で推移している。《KO》

関連記事

最新記事