【株式市場】ミクシィは一転ストップ安だが新規上場2銘柄は公開価格の2倍以上で初値
2013年12月11日 16:10
11日後場の東京株式市場は、13時にかけて日経平均が急速に値を消し、一時225円20銭安まで下げる場面があった。今週金曜日の先物・オプション清算値(SQ)を意識した先物売買の動きとの見方。こうした動きに加え、為替の円反発基調は継続したため、トヨタ自動車 <7203> などの自動車株は引き続き軟調。
前場堅調だったソニー <6758> も軟化。代わって、5.5兆円規模の経済対策などを材料に熊谷組 <1861> が13.1%高となり東証1部の値上がり率2位など、建設株の動意が活発。このところ軒並み急騰のゲーム関連株はエイチーム <3662> が連日ストップ高など活況高だが、昨日まで10日連続ストップ高で先導役のミクシィ <2121> は一転ストップ安。
本日、新規上場のセキュリティ対策ソフトなどを開発するエンカレッジ・テクノロジ <3682> (東マ)は後場13時50分に公開価格1730円に対し2.2倍の3755円で売買が成立し初値を形成。その後3980円まで上げ、終値は3055円。
もうひとつ本日、新規上場の不動産情報サイトなどを運営するオウチーノ <6084> (東マ)も後場14時13分に公開価格3500円に対し2.3倍の8050円で売買が成立し初値を形成。その後9550円まで上げ、終値は6600円。
東証1部の出来高概算は23億4948万株、売買代金は2兆1172億円。1部上場1768銘柄のうち、値上がり銘柄数は425(前引けは479)銘柄、値下がり銘柄数は1209(前引けは1119)銘柄。
また、東証33業種別指数は前引けと同じく建設、情報・通信の2業種のみ値上がりし、値下がり率上位はパルプ・紙、ゴム製品、倉庫・運輸、精密機器、保険、電力・ガス、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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