6日の米国市場ダイジェスト:ダウは198ドル高、11月雇用統計の上振れを好感

2013年12月7日 07:19


*07:19JST 6日の米国市場ダイジェスト:ダウは198ドル高、11月雇用統計の上振れを好感

■NY株式:ダウは198ドル高、11月雇用統計の上振れを好感

NYダウ       ナスダック
終値 :16020.20  終値 :4062.52
前日比:+198.69   前日比:+29.36
始値 :15825.55  始値 :4069.86
高値 :16022.35  高値 :4069.86
安値 :15825.55  安値 :4042.35

6日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は198.69ドル高の16020.20、ナスダックは29.36ポイント高の4062.52で取引を終了した。11月雇用統計で非農業部門雇用者数が20万3000人増、失業率が7.0%へと低下し、予想を上回る改善となったことが好感され、終日堅調推移となった。好調な経済指標の発表が相次いでおり、量的緩和縮小にも対応できる経済情勢が整いつつあるとみる向きが多い。セクター別でも全面高となっており、特に家庭用品・パーソナル用品や銀行の上昇が目立った。

ビデオゲームのエレクトロニックアーツ(EA)は、人気ゲーム「バトルフィールド4」のバグ問題へ対処を優先することを明らかにして昨日急落したものの、新作ゲームのリリース予定に変更はないことに言及し急反発。半導体のインテル(INTC)はシティグループが投資判断を引上げ堅調推移となった。一方で、百貨店のJCペニー(JCP)は、米証券取引委員会が同社の資金調達に関して調査を行っていることが明らかとなり急落。アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)は冴えない業績見通しを示したことで軟調推移となった。

週を通してダウ平均株価とS&P500指数は小幅下落となり、週間連続上昇は8週で終了した。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:ドル・円は102円85銭、良好な米11月雇用統計を受けて量的緩和縮小観測が強まる

ドル・円は102円18銭から102円97銭まで上昇し102円85銭で引けた。良好な米11月雇用統計を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が速やかに資産購入に踏み切るとの見方にドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.3620ドルまで下落後、1.3706ドルへ反発し1.3700ドルで引けた。良好な米雇用統計を受けたドル買いが優勢となったのち、ユーロクロス絡みの買いが加速。ユーロ・円は、良好な米雇用統計や超党派の財政協議での合意期待を受けた株高に連れ139円61銭から141円02銭へ上昇した。

ポンド・ドルは、1.6294ドルへ下落後、1.6393ドルへ反発。ドル・スイスは、0.8984フランへ上昇後、0.8913フランへ反落した。


[経済指標」

米・11月非農業部門雇用者数:前月比+20.3万人(予想:+18.5万人、10月:+20.0万人←+20.4万人)
米・11月失業率:7.0%(予想:7.2%、10月:7.3%)

■NY原油:続伸で97.65ドル、良好な雇用統計を受けて需要拡大観測が広がる

NY原油は続伸(NYMEX原油1月限終値:97.65 ↑0.27)。97.99ドルまで上昇した。週ベースでの上昇率は7月以来で最大。米11月非農業部門雇用者数が前月比+20.3万人となり市場予想の+18.5万人を上回るなど、良好な雇用統計を受けて需要拡大観測が広がった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  15.56ドル +0.13ドル(+0.84%)
モルガン・スタンレー(MS) 30.46ドル +0.25ドル(+0.83%)
ゴールドマン・サックス(GS)167.21ドル +1.65ドル(+1.00%)
インテル(INTC)    24.82ドル +0.56ドル(+2.31%)
アップル(AAPL)      560.02ドル -7.88ドル(-1.39%)
グーグル(GOOG)      1069.87ドル +12.53ドル(+1.19%)
フェイスブック(FB) 47.94ドル -0.40ドル(-0.83%)
キャタピラー(CAT)     85.50ドル +1.09ドル(+1.29%)
アルコア(AA)        9.36ドル +0.01ドル(+0.11%)
ウォルマート(WMT)     79.94ドル +0.50ドル(+0.63%)《KO》

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