NY株式:ダウは24ドル安、ベージュブックを受けて下げ幅縮小

2013年12月5日 07:00


*07:00JST NY株式:ダウは24ドル安、ベージュブックを受けて下げ幅縮小

4日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は24.85ドル安の15889.77、ナスダックは0.80ポイント高の4038.00で取引を終了した。小幅下落して始まったものの、10月新築住宅販売が予想を上回ったことが好感されて上昇に転じた。その後、地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表を前に、警戒感から一段安となる場面もあったが、米国の多くの地域で緩やかに経済が拡大しているとの判断が示されると、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、不動産や素材が上昇する一方、食品・生活必需品小売やヘルスケア機器・サービスが下落した。

ヒューレット・パッカード(HPQ)はモルガン・スタンレーが強気の見方を示したことで上昇。自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は、著名ヘッジファンドが大量保有し、40%近い上昇余地があるとの見解を示したことで堅調推移となった。一方で、データベース関連のテラデータ(TDC)は、モルガン・スタンレーが投資判断を引き下げ下落。アパレル小売のエキスプレス(EXPR)は、業績下方修正を発表して急落となった。

なお、著名投資家のカール・アイカン氏は、アップル(AAPL)に対して今年度(2014年9月末年度)中に500億ドルの自社株買いを実施するよう株主提案を行ったことを明らかにした。

(Horiko Capital Management LLC)《KO》

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