(中国)来年の経済環境は「楽観視できず」、習主席の発言で高まる減速容認の可能性
2013年12月4日 10:34
*10:34JST (中国)来年の経済環境は「楽観視できず」、習主席の発言で高まる減速容認の可能性
中国の習近平国家主席はこのほど、来年の中国の経済環境は「楽観視できない」との見解を示した。国営メディアの新華社が3日、先月行われた座談会での習主席の発言として報じた。市場ではこれを受け、中国指導部が一段の成長減速を容認する可能性があるとの見方が示されている。
習主席は、「(経済・社会)情勢が全般に良好だという一面を見る必要がある」と発言。ただ同時に、「来年の中国の経済・社会の発展を取り巻く国内外の環境は楽観を許さない」とも述べた。
中国では今月中に、翌年の経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が開かれる。同会議では、2014年の経済成長目標についても話し合われるが、市場関係者の間では、目標値が7.0%(2013年は7.5%)に引き下げられるとの見方が増えている。《NT》