概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は大幅反落、軟調な経済指標やインフレ加速懸念を嫌気
2013年12月3日 09:50
*09:50JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は大幅反落、軟調な経済指標やインフレ加速懸念を嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 51244.87 -2.36%
昨日2日のブラジル市場は大幅反落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比1237.62ポイント安(-2.36%)の51244.87で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは10、値下がり61、変わらず1と売りが優勢。全業種が下落し、中でも石油・ガスや通信に売りが集中した。
小幅安で寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大し、引けまで安値圏でもみ合った。軟調な経済指標を受け、成長鈍化懸念が一段と強まった。HSBCは2日、11月のブラジル製造業購買担当者指数(PMI)が49.7と、前月の50.2を下回ったと発表。新規受注の減少がPMIに響いたと説明された。
【ロシア】MICEX指数 1473.26 -0.41%
2日のロシア市場は続落。主要指標のMICEX指数は前営業日比6.09ポイント安(-0.41%)の1473.26で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり16、値下がり34と売りが優勢となった。
寄り付き直後は高値を追う展開を示したが、その後はじりじりと上げ幅を縮小させた。軟調な経済指標が景気の減速懸念を一段と強めた。HSBCは2日、11月のロシアの製造業購買担当者指数(PMI)が49.4と、前月の51.8を下回ったと発表した。新規受注と生産高がともに減少したことが主因だと分析された。なお、当局は11月中旬、1.8%の成長目標を達成できない可能性があるとの見方を示していた。
【インド】SENSEX指数 20898.01 +0.51%
2日のインドSENSEX指数は3営業日続伸。前週末引け後に発表された7-9月期国内総生産(GDP)、およびこの日のザラ場中に発表された11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)を好感した買いが優勢になった。GDP成長率は前年同期比4.8%となり、市場予想を上振れた。また、HSBCが発表したPMIは4カ月ぶりに好不況の節目を上回った。市場ではGDP成長鈍化が底を打ったとの見方が台頭し、金融政策の軸足がインフレから成長に移る可能性が指摘されている。
【中国本土】上海総合指数 2207.37 -0.59%
2日の上海総合指数は反落。証券当局が1年以上にわたって凍結している新規株式公開(IPO)を来年1月に再開する方針を示したことを受け、株式需給悪化への懸念が強まった。ただ、下値では下げ渋る動きを見せた。IPO再開による収益拡大期待で証券株が買い進まれたほか、優先株制度の導入方針が銀行株の物色手掛かりとなった。また、11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が政府版、HSBC版ともに市場予想を上振れたことで、景気の安定が意識された。《FA》