注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、JT、シャープ、メディアドゥなど
2013年11月22日 11:33
*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンク、JT、シャープ、メディアドゥなど
ソフトバンク<9984>:8300円(前日比+330円)
3日続伸。米サード・ポイントが同社株を約1000億円取得したもようと伝わっている。発行済み株式数の約1%に相当する。物言う株主として知られており、今後の株高政策への思惑なども先行する形とみられる。また、野村では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を8590円から8920円にまで引き上げ。中期的に、通信ネットワーク・端末流通・コンテンツの総合力がグローバルに強化され、株価は市場をアウトパフォームしていくとの見方に変化はないと指摘。なお、指数寄与度の高い銘柄として、全体株高の流れも支援材料につながっている。
JT<2914>:3595円(同-125円)
急反落。来年度のたばこ増税実施は見送りとする政府・与党方針が伝わっている。消費増税分の値上げが想定される中、さらなる値上げにつながる増税を同時に行うことは難しいとの判断。追加値上げによる収益拡大期待などは後退する格好に。なお、ドイツ証券では、堅調な増益見通しを再確認として、目標株価を4100円から4200円に引き上げている。
シャープ<6753>:321円(同+24円)
急伸。スマホ用液晶を増産するとの報道が伝わっている。スマホ向け液晶パネルを中国企業に供給するほか、米アップルの専用工場である亀山第1工場では、他社向けも生産できるようにアップルと交渉に入ったとされている。とりわけ、アップル向けのピークアウトで、第1工場の稼働率低下が懸念されていたなか、他社への供給が可能となれば、こうした警戒感の低下につながることになる。
JFE<5411>:2342円(同-24円)
上値の重い展開。クレディ・スイス(CS)では投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を2700円から2200円に引き下げている。円安によるマイナス効果が想定以上に大きいと指摘している。今期の輸入超過額は18億ドルとなり、円安が原燃料高に結びつく円安デメリットを警戒する必要性が出てきたとしている。足元で為替相場が円安基調を強めていることで、ネガティブな反応も強まる形に。
HOYA<7741>:2641円(同+56円)
しっかり。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も2000円から3000円に引き上げている。業界内のトップピックと位置づけている。情報・通信やライフケアの業績予想を引き上げているほか、13-15年のフリーキャッシュフローは00年代半ばを上回り、株主還元の可能性も高まってこようと指摘へ。
クラレ<3405>:1280円(同+42円)
大幅高。米デュポンから自動車ガラス用のポパール樹脂を中心としたビニルアセテート事業を買収すると発表している。買収額は約600億円、来年前半の取得完了を目指すとしている。液晶偏向板用途のポパールフィルムを筆頭に、ポパール樹脂では世界35%のシェアを保有するが、今回の買収によって、一段のシェア向上につながることになる。コア事業の強化につながること、キャッシュリッチであることなどから、ストレートにポジティブな材料として捉えられている。
高島屋<8233>:994円(同-5円)
売り優勢。新宿店の土地/建物の一部を、東急不動産<3289>から取得するための協議を開始したと発表している。これを受けて、ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「買い」から「中立」に格下げ、弱材料視される格好に。GSでは、取得金額は大きな金額となり、何らかの資本性のある調達を実施する可能性は否定できないと指摘。また、キャッシュベースでの収益押し上げ効果は投資額に対して小さいともみているようだ。
日本MDM<7600>:369円(同+80円)
ストップ高。人工膝関節新製品のFDA薬事承認取得を発表、買い材料視される展開に。より深い膝関節の屈曲を可能とした「Balanced Knee System-Momentum」、ポリエチレンの酸化による劣化を抑制した「E-Vitalize」が承認を取得、来年1月から米国で販売を開始予定。承認取得の材料には敏感に反応する銘柄であり、本日も短期資金の関心が向かう展開となっている。
サイバーエージェント<4751>:3670円(同+20円)
買い先行。同社や楽天<4755>など、「JPX日経インデックス400」構成銘柄の強い動きが続いている。また、同社については、15日時点で、JPモルガン・アセット・マネジメントが発行済み株式数の9.45%に当たる約598万株を保有していることが明らかとなっており、需給面の支援材料として好材料視されている。
メディアドゥ<3678>:15780円(同+1750円)
大幅高。昨日は初値形成後に一時ストップ高まで急伸となり、本日も需給面主導での上値追いが続いている。電子書籍やLINE関連のテーマ性が意識され、短期資金を呼び込みやすいことが支援材料となっているようだ。一方、20日に上場したM&Aキャピタル<6080>は軟調に推移するなど、直近IPO銘柄の値動きは明暗が分かれる格好となっている。《KO》