【編集長の視点】アルトナーは反落も月次稼働率アップを手掛かりに下げ過ぎ訂正を窺う

2013年11月13日 10:45

<銘柄ウオッチ>

  アルトナー <2163> (JQS)は13日、4円安の602円まで下げて反落している。前日12日は、25日移動平均線水準でテクニカル的に上昇転換を示唆する日足の陽線包み足を示現しており、中段固めからの上ぶれを窺った。10月18日に発表した今年9月の稼働率がアップしたことを手掛かりに、今1月期業績の減益転換予想は織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが底流している。

  9月月次の稼働率は、月末技術者数が565人、94.6%となり、前月8月の93.2%、今期第2四半期(5~7月)の90.6%、今期上期(2~7月)の92.6%からそれぞれアップした。

■2016年1月期に技術者数も売り上げ、営業利益率もピーク超え

  同社の今1月期業績は、売り上げ40億5200万円(前期比0.8%増)、経常利益2億2000万円(同24%減)、純利益1億3200万円(同52%減)と前期の過去最高純利益からの減益転換が予想されている。同社の技術者派遣需要が、電機、輸送用機器、機械などの各業界の設計開発、ソフトウェア開発向けに高まる好事業環境となっているが、2013年2月から4事業本部を設置、技術者の質を底上げするための新採用基準に基づき2013年4月入社の学卒技術者を絞り込み、さら新賃金体系も導入し、技術者1人当たりの利益の回復と技術者数の回復を図る新事業モデル制度の移行に伴う事業構造改革費用を見込んだことが、要因となっている。

  この新事業モデル、事業構造改革は、今期から推進する中期経営計画の基本方針となっており、同社の業績・技術者数とも、リーマン・ショック前の2008年1月期、2009年1月期がピークとなっており、中期計画の最終年度の2016年1月期には技術者数は、ピークを超える800名、売り上げは60億円、営業利益率は10%を目指している。月次稼働率が、8月、9月とアップしていることからも、今期業績の減益転換予想は、この再高成長ステージ入りするための前向きな減益と位置付けることができる。

■3分の1戻し水準でPERは11倍台、配当利回りは3.3%

  株価は、前期業績の過去最高純利益・期末記念配当を評価してつけた年初来高値825円から同安値520円まで調整し、3分の1戻しの627円までリバウンドして600円台固めを続けている。PERは11倍台、配当利回り3.3%と下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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