ゼンショーHD:今中間期の純利益87%減、牛丼販売で苦戦、牛肉価格の高止まりも影響

2013年11月12日 17:28

【11月12日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ゼンショーホールディングス(東:7550)が12日に発表した2014年3月期第2四半期の連結決算は、純利益が前年同期比87%減の4億円だった。「すき家」をはじめとする牛丼カテゴリーの既存店売上高が前年の水準を下回ったことに加え、米・牛肉価格をはじめとする食材価格の高値圏での推移や電気料金の上昇等によって収益が悪化した。また、構造改革の途上であるスーパーマーケットや青果販売等の小売事業の赤字も影響した。

 売上高は同11%増の2276億円、営業利益は同51%減の43億円、経常利益は同49%減の41億円。

 通期業績層に変更はない。なお、決算内容については同社が1日に発表した下方修正から大きなサプライズはなく、市場関係者の間では悪材料出尽くしと見る向きも多い。【了】

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