【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバルは調整一巡してボックス上放れのタイミング接近、好業績が支援材料

2013年11月12日 09:01

  ソフト開発技術者派遣のソーバル <2186> (JQS)の株価は、高値圏から反落してボックス展開だが、調整が一巡して上放れのタイミングが接近しているようだ。今期(14年2月期)好業績見通しや派遣労働の規制緩和観測が支援材料だろう。

  ソフト開発技術者分野の特定派遣事業と業務請負事業を展開している。前期の顧客別構成比はキヤノン <7751> グループ向けが約7割を占め、ソニー <6758> グループ向け、富士通 <6702> グループ向け、NTT <9432> グループ向けと続き、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

  12年9月にオムロン <6645> 向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。M&Aも活用して顧客の多様化を進め、今期第2四半期累計(3月~8月)の取引社数は48社となり、08年の17社から大幅に増加した。

  今期の連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の67億円、営業利益が同7.2%増の4億90百万円、経常利益が同5.6%増の4億90百万円、純利益が同7.3%増の2億65百万円としている。ソニーや富士通向けなど主要顧客向けを中心に派遣需要が好調に推移し、新規受注やMCTECの通期連結も寄与する。

  期初計画を上回った第2四半期累計(3月~8月)の通期見通しに対する進捗率は売上高が49.7%、営業利益が58.8%、経常利益が59.6%、純利益が63.4%と高水準である。景気回復を背景に技術者不足が深刻化しているため、技術者派遣需要は好調に推移することが予想される。通期増額の可能性があるだろう。

  株価の動きを見ると、7月の年初来高値1015円から反落し、9月以降は概ね800円~900円近辺のレンジでボックス展開のようだ。全般地合い悪化の影響も受けて上値が重いが、下値が固まり調整一巡感を強めている。

  11月11日の終値821円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円96銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS507円23銭で算出)は1.6倍近辺である。日足チャートで見ると、レンジ下限から反発して25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ても抵抗線となった13週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡して上放れのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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