アデランス Research Memo(4):男性用かつらのシェアは約15%、女性用は約40%でトップ
2013年11月11日 18:23
*18:23JST アデランス Research Memo(4):男性用かつらのシェアは約15%、女性用は約40%でトップ
■会社概要
(3)競合、特色、強み
海外市場を含めて、アデランス<8170>の主要製品である「かつら」については、同業他社製品とはほとんど差がない。言い換えれば、製品での差別化は難しい。上記のように販促手段の中心が「広告」であるため、あえて差別化が可能であるとすれば、「広告の効果=量+質(内容)」ということになるだろう。しかし広告の量(費用)は利益とのトレードオフになるので一方的に広告量を増加させることは必ずしも得策とは言えない。効果的な広告を適切なタイミングで打つことが重要になるが、抽象的な要素であるため、同業他社との差別化は簡単ではない。
同社の国内市場(毛髪関連サービス市場)でのシェアは、男性用で約15%と推測され、他社ではアートネイチャー<7823>が約30%、リーブ21(非上場)およびその他が約55%となっている。一方女性用では、グループ内にフォンテーヌを抱えていたこともあり、同社のシェアは約40%と推測され、トップ企業となっている。
あえて各社の特色を言えば、同社は比較的「かつら」に強く、アートネイチャーは「増毛」に注力しており、リーブ21は「育毛」中心に事業展開している、と言える。また広義では、医薬品として販売されている育毛剤も競合と言えるかもしれない。
海外市場については正確な統計等の数字が無いため同社(グループ)のシェアは不明である。ただし、比較的規模の小さい競合企業が多いため、グローバル展開を行っている同社の競争力は強いと言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト寺島昇)《FA》