職業への尊敬精神:中国は最低、日本などアジア国も低水準
2013年11月8日 11:56
*11:56JST 職業への尊敬精神:中国は最低、日本などアジア国も低水準
米世論調査大手ギャラップ・オーガニゼーションはこのほど、職業を尊敬する精神に関するサンプル調査の結果を発表した。パナマ(37%)やコスタリカ(33%)、米国(30%)は上位3位に並んだ。一方、中国(香港を含む)の点数は6%と最下位を記録。また、勤勉とみられる日本と韓国の点数は7%、11%と低水準にとどまった。
調査対象となる142カ国のうち、職業を尊敬している従業員は全体の13%という低い結果が示された。63%の従業員は無関心で、24%は消極的な態度を示したという。
専門家は、アジア圏の点数が低い理由について、職業への尊敬と勤勉が別物だと説明。日本や中国、韓国など東アジアの従業員が長時間労働を強いられているほか、職業が収入を得るための手段だとみているためだと分析した。一方、職業への尊敬に関する調査は職業を好きになることや職業への帰属意識などを基準に評価されるため、長時間労働というアジアの独特な美徳とは別物だと指摘した。《ZN》