欧米為替見通し:米国10月の失業率上昇への警戒感

2013年11月5日 17:05


*17:05JST 欧米為替見通し:米国10月の失業率上昇への警戒感

本日5日の欧米市場のドル・円は、今週末8日に発表される米国10月の雇用統計への警戒感から、上げ渋る展開が予想される。

テクニカル分析では、「三角保ち合い」の下辺が97円15銭に控えており、下抜けた場合は、93円75銭の起点に向けた続落が予想される。

米国10月の雇用統計の予想は、失業率が7.3%(9月7.2%:最小7.2%、最大7.6%)、非農業部門雇用者数が前月比+12.5万人(9月:+14.8万人)と見込まれているものの、米国政府機関の一部閉鎖(10月1-16日)の悪影響からネガティブ・サプライズに警戒する展開となる。

米労働統計局は、政府機関閉鎖(10月1-16日)のため一時解雇されていた政府職員約70万人を、「家計調査」での「失業者」として扱うと発表している。しかし、「事業調査」での非農業部門雇用者数に関しては、事後的に賃金が支払われていることで、失業者にはカウントされない。

9月の家計調査を元に、この政府職員70万人を失業者とカウントした場合、失業率は7.6%程度まで上昇する。民間部門でも、政府機関の閉鎖という不透明要因で、雇用状況が悪化したことは必至であることで、失業率のネガティブ・サプライズに警戒する展開となる。

【今日の欧米市場の予定】

19:00 ユーロ圏・9月生産者物価指数(前年比予想:-0.8%、8月:-0.8%)
19:00 欧州委員会が経済見通し発表
22:30 欧州中央銀行のドラギ総裁が講演予定
24:00 米・10月ISM非製造業景況指数(予想:54.0、9月:54.4)
06:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁が講演予定《KO》

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