個人主体による短期的な値幅取り狙いが中心/ランチタイムコメント

2013年10月28日 11:54


*11:54JST 個人主体による短期的な値幅取り狙いが中心
 日経平均は反発。151.51円高の14239.70円(出来高概算10億3000万株)で前場の取引を終えている。先週の急ピッチの下げに対する反動と、米国株高の流れを受けて買いが先行した。シカゴ日経225先物清算値は14205円だったが、大証先物は14270円とギャップ・アップで始まった。もっとも、ギャップ・アップ後はこう着感の強い値動きであり、日経平均は寄り付き直後につけた14264.48円が高値となり、前場半ばには14194.42円と14200円を割り込む局面もみられている。
 セクターでは東証33業種全てが上昇しており、電気機器、証券、パルプ紙、その他製品、陸運、繊維、金属製品、その他金融、機械、卸売などが強い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>が堅調。一方で、ソフトバンク<9984>が下げに転じている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。
 日経平均は反発となったが、ソフトバンク<9984>が買い先行後に下げに転じるなど、手掛けづらさが窺える。中小型株などもマイナス圏に突入する銘柄が散見されており、日経平均の上昇の割には収益に結びつきづらいようである。売買代金上位をみると、ソフトバンクがトップだがマイナス。2位には大豊建<1822>が位置している。熊谷組<1861>が7位など、個人主体による短期的な値幅取り狙いが中心のようである。
 また、決算発表が本格化するなか、上方修正の動きも相次いでいる。ただ、市場コンセンサスほど伸びなかった銘柄などには利益確定の売りが強まるなど、決算発表後の市場判断を見極めたいとする流れも次第に強まってきそうである。例年通りの流れに向かいやすく、決算を材料視しつつも、材料系の銘柄による値幅取りが中心になろう。(村瀬智一)《FA》

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