【株式評論家の視点】ワコムは今期もピーク利益更新、悲観人気からの生還を目指す

2013年10月28日 10:56

<銘柄の見所>

  ワコム <6727> が調整局面を迎えているが、市場ではここは絶好の買い場との認識が高まりつつある。相場下げのきっけけは今2014年3月期業績の下方修正。10月18日に9月中間決算の営業利益を35億5000万円から30億5000万円(前年同期26億5700万円)へ、通期の営業利益を113億8000万円から98億3000万円(同79億1500万円)へそれぞれ引き下げた。それをきっかけに下値に売り込まれたが、この過程で商いが大きく増加、売り一巡感が強まりつつある。

  株価見直しへのポイントは2つ。まず、通期の営業利益は、減額しても前期の史上最高利益を24%も上回るなど、利益水準は高い。そして、2016年3月期を最終年度とする中期経営計画で営業利益180億円(前3月期79億1500万円)以上を目指すプランに変更はなく、中期成長が見込まれる点だ。

  従って中期成長が見込まれる基調の中での一時的な停滞(それでもピーク利益ではあるが)を、株価は極端に悲観的に見過ぎている。しかも今3月期の配当は、前期の年11円25銭から17円50銭の大幅増配に進み、10月21日~12月20日の期間で発行済み株式総数の上限1.19%を上限に、自社株買いを実施するなど、積極的な株主対策ももっと評価されていい点だ。

  同社は、電子ペンを使ってコンピュータ上に自由に文字や絵を描けるタブレット、及びそれに関連するブランド製品事業。及びモジュール類をパソコンメーカー等に供給するコンポーネント事業が主力事業で、ともに今後に大幅な需要増が期待できる成長分野である。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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