グドモ 全公演完売の全国ツアーファイナルで痛快アクト

2013年10月7日 20:50

グドモ 全公演完売の全国ツアーファイナルで痛快アクト

 この春、メジャー移籍を果たした八王子出身の4人組バンド グッドモーニングアメリカが、10月5日にShibuya O-EASTで全国ツアー【未来へのスパイラルツアー2013】の最終公演を行った。

グッドモーニングアメリカ その他のライブ写真など

 5月に1stアルバム『未来へのスパイラル』を日本コロムビアよりリリースすると、今年の夏はロックフェスへ精力的に出演して存在感を示してきた。そして今回のツアーでは全会場ソールドアウトとなる中、各地で熱いライブを展開してきたが、終盤の3公演はワンマンで開催。その締めくくりとなったのが、この日の渋谷O-EASTでのワンマン公演である。

 ライブは会場に“未来からやってきた たなしん(b)”を名乗るロボットの登場からスタート。続いて赤いホットパンツ一丁のたなしんがステージ上に現れて会場を盛り上げると、アルバム『未来へのスパイラル』収録曲「突破していこう」より序盤からアッパーチューンの連続となり、会場のボルテージはあっという間に最高潮へ。近年のロックシーンでは並々ならぬ注目度を誇っている彼らだが、そうした勢いを確信させるエネルギッシュな滑り出しだ。

 また、演奏面でも目を見張る所は多い。ペギ(dr)が時にドラムソロも交えながらダイナミズムと正確性のバランスがとれたプレイで低音を支えれば、バンド人生で初めて母をライブに招待したという渡邊幸一(g)は様々なアプローチで彩り、コーラスまでこなして楽曲にカラフルな色を加えていく。メロディアスなパンクミュージックを基に、色彩豊かな感性を持つ彼らのサウンドは非常に痛快で、いつしか会場には蒸発した汗のこもった空気が充満し、立っているだけでも汗だくになるほどの熱気に包まれた。

 本編を最新アルバムのタイトル曲「未来へのスパイラル」で締めくくり、2度のアンコールにも応えて超満員の観衆にとびっきりの一時を与えた彼ら。最後は初期からの代表曲「空ばかり見ていた」で、金廣真悟(vo,g)の歌声に合わせて会場中から雄たけびのようなコーラスがこだまする大団円を迎えたのだった。

 なお、この日のステージ上でも改めて報告されたが、来年1月にはニューシングルと同時に、今回紹介したShibuya O-EAST公演の模様を完全収録したライブDVDをリリースすることも決定している。

◎【未来へのスパイラルツアー2013】 2013/10/05(土) at Shibuya O-EAST セットリスト: 01.突破していこう 02.キャッチアンドリリース 03.タイムスリップしたみたいに 04.だけど不安です 05.バンバンガンガン 06. 07.風で高く舞い上がれる程 08.マリオネット演者ノ詩 09.ファイティングポーズ 10.心臓抉って 11.ロールプレイングゲーム 12.ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ 13.言葉にならない 14.ミサイルをぶちかましてぇな 15.輝く方へ 16.餞の詩 17.下らない毎日が 18.未来へのスパイラル

En1.たった6文字じゃ En2.そして今宵は語り合おう

En3.あなたに逢えて En4.空ばかり見ていた

◎シングル(タイトル未定) 2014/01/08 RELEASE [初回盤] COZA-824~5 1575円(tax in.) [通常盤] COCA-16821 1260円(tax in.) DVD収録内容(初回盤のみ): スペシャルアコースティックLIVE収録(曲数未定)

◎DVD『「未来へのスパイラルツアー2013」ファイナル@渋谷O-EAST 2013.10.05(仮)』 2014/01/08 RELEASE COBA-6513~4 4200円(tax in.)

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