日本株見通し:こう着感の強い相場展開か、米財政問題が焦点

2013年10月7日 08:07


*08:07JST 日本株見通し:こう着感の強い相場展開か、米財政問題が焦点

今日の東京市場は、こう着感の強い相場展開の流れが続きそうである。4日の米国株式相場は、2014年度予算と債務上限問題を巡る交渉進展への期待から上昇。シカゴ日経225先物清算値は大証比160円高の14200円であり、これにサヤ寄せする格好からのリバウンドは期待される。ただし、政府機関閉鎖の解除のメドは依然として立っていない状況であり、自律反発をみせた後は手掛けづらい状況になりそうだ。

日経平均は先週の下げで支持線として意識されていた25日線を割り込んでいる。米財政問題が直接の要因であり、協議の進展が見られればリバウンドは容易であろう。ただし、本命である債務上限問題が不透明のなか、来週・再来週からは7-9月期の決算発表シーズンに入る。アベノミクス効果によって上方修正期待などが高まる可能性がある半面、決算内容を見極めたいとする様子見姿勢によって、調整基調が継続することも考えられよう。

物色の流れとしては時価総額2位に浮上し、ムードメーカーの役割を持つソフトバンク<9984>に関心が集まりやすいだろう。7日には通信キャリア3社が9月の携帯電話純増数と累計契約数を公表する。9月20日からの新型「iPhone」効果がどの程度表れているかが注目される。また、ノーベル賞受賞者が発表され、7日には医学・生理学賞、8日は物理学賞、9日は化学賞が予定されている。先週は思惑的な売買が活発だったが、昨年のiPS細胞の時のようなインパクトへの期待は大きいだろう。

また、インド高速鉄道計画で、日印両政府が7日にも共同事業化調査の覚書に調印することがわかったと報じられており、新幹線の関連など。そのほか、米国では8日の非鉄大手アルコアから決算シーズンに入る。週末にはJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなど金融の決算を控えており、業績相場への流れが次第に強まることになる。《TN》

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