【編集長の視点】博展は600円の下値固まる、連続最高純益見直し

2013年10月4日 09:20

<銘柄ウオッチ>

  博展 <2173> (JQG)は、好材料が飛び出すたびにストップ高で反応する急騰習性には定評のあるところで、発表が迫った今3月期第2四半期(2Q)累計業績を先取り、今3月期純利益の連続最高更新を買い直す割安修正が続く展開が見込まれる。前期業績は、2Q累計決算発表に先立ってその2Q累計業績を上方修正し、続く2Q累計業績開示時には、今度は3月通期業績を上方修正しており、連想も働こう。

  同社株は、今年7月と9月にストップ高を演じた。7月は、企業サイト構築・運用のIT技術会社アイアクト(大阪市中央区)と資本業務提携を締結、博展の新規事業のデジタルマーケティングサポート事業の強化につながるとしてストップ高し年初来高値1100円をつけた。9月は、2020年夏季オリンピックの開催都市に東京が決定したことから、世界最大級のスポーツ・イベントが、同社の「人と人とが直接出会う Face to Faceのマーケティング・サポート事業」への関連人気を高めてストップ高し649円の戻り高値をつけた。

  一方、今3月期業績は続伸が予想され、純利益は、2億4600万円(前期比12%増)と前期の過去最高を更新する。前期業績が、日本の総広告費が5年ぶりに増加に転じた環境下、展示会などへの出展サポートサービスで大型顧客からの受注と指名発注が増加したことなどを要因に再上方修正されたが、今期は、これに加えてセミナー&コンファレンス分野への本格的は進出、WebやITを使用したデジタルマーケティングサービスの専門部署の新設などが加わることなどが要因となる。

  株価は、今期第1四半期業績が、連続の2ケタ増収となったものの、利益が、全国キャラバンなどの地方案件の増加で外注原価が上昇し、本社のリニューアル費用や新体制構築のための人材採用費の増加も重なって減益転換したことで506円まで調整、オリンピック関連人気で戻り高値をつけ600円台を固めている。3月通期業績は期初予想を据え置き、PERは、8倍と割安であり、前期と同様の業績上ぶれ思惑もオンして急騰習性の再発揮も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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