完全にこう着、個人主体による材料株物色へ/後場の投資戦略

2013年9月20日 11:59


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;14778.75;+12.57TOPIX;1218.23;+2.75

[後場の投資戦略]

 模様眺めムードの強い相場展開となっている。例えばソフトバンク<9984>は寄付きから5分間の間に日中高安をつけており、その後は6610-6630円程度での推移である。ファーストリテイリング<9983>についても、36850-37000円辺りでのレンジ相場であり、指数インパクトの大きい値がさ株でさえもこう着となるなか、方向感は出難いとみられる。
 一方、材料系の銘柄については資金の逃げ足は速いものの、短期筋の回転が利いているようである。日基礎<1914>、Jパイル<5288>など復興、防災、リニア関連といったテーマ銘柄が堅調。また、米アップルの新型「iPhone5」の販売開始により、アルプス電<6770>、日東電<6988>、エプソン<6724>、フォスター<6794>などアップル関連の一角が堅調。引き続き全般こう着のなか、材料系の銘柄への物色が中心になりそうである。(村瀬智一)《FA》

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