日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は122円高、買い一巡後は上げ幅縮小
2013年9月19日 09:40
*09:40JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は122円高、買い一巡後は上げ幅縮小
【日経平均は続伸スタート、戻り売り意識で買い一巡後は上げ幅縮小】
9時39分現在の日経平均株価は、14627.38円(前日比+122.02円)で推移。日経平均は続伸で始まった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、大方の予想に反して量的緩和の縮小見送りとなった。これを受けて18日の米国株式相場は急伸し、NYダウは史上最高値を更新。シカゴ先物清算値は14720円だったことから、これにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップ。ただし、昨日の上昇の要因としてFOMC通過によるアク抜けを先取りする格好での、海外勢による資金流入との見方もされていた。戻り待ちの売りが意識されるなか、買い一巡後は上げ幅をやや縮小している。
セクターでは東証33業種全てが上昇しており、非鉄金属、鉄鋼、その他金融、証券、不動産、海運、パルプ・紙、機械、銀行などが強い。売買代金上位では、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンク<9984>、シャープ<6753>、アイフル<8515>、KDDI<9433>、東亜建<1885>、鉄建<1815>などが堅調。一方、大成建<1801>、ソニー<6758>、ホンダ<7267>、ファナック<6954>が小安く推移している。材料系では、カーバイド<4064>、植木組<1867>、ゴールドクレスト<8871>、世紀東急<1898>、ヤマハ発<7272>などが堅調。
【ドル・円は98円10銭、米量的緩和縮小見送りでリスク・オンになるとの見方】
ドル・円は98円10銭付近で推移。株高を受けてリスク選好的な円売りが観測されている。全般的にはドル安局面だが、クロス円取引に絡んだ円売りが観測されており、ドル・円は下げ渋っている。18日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で量的緩和策の縮小見送りが決まった。市場参加者の大半は量的緩和策の部分的な縮小を想定したが、予想外の決定が下されたことでリスク・オンの相場展開(株高・円安)になるとの見方が増えているようだ。
■今後のポイント
・日経平均株価の大幅続伸を意識したドル買い
・米量的緩和策の縮小見送りでリスク・オンの相場展開へ
9時39分時点のドル・円は98円10銭、ユーロ・円は132円69銭、ポンド・円は158円29銭、豪ドル・円は93円20銭付近で推移している。《KO》