住友商事と日新製糖:タイの砂糖製造大手に出資参画、出資総額は約80億円

2013年9月17日 16:09

【9月17日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 住友商事(東・名・福:8053)と日新製糖(東2:2117)は17日、タイ砂糖製造販売大手のカセタイ(本社:タイ王国バンコク市)に出資参画すると発表した。

カセタイはタイ北部に製造拠点をもち、グループ合計でタイの国内生産の約10%(1000万トン程度)のサトウキビを集荷する、同国第3位の製糖グループ。主力の砂糖製造事業に加えて、サトウキビの副産物を活用したエタノール製造やパルプ製造を行っており、今後はバイオマス発電事業も開始するという。

 住友商事および日新製糖は、カセタイの創業家がカセタイへの投資を目的として設立した合弁会社に出資する。本合弁会社は、カセタイの株式を段階的に取得し、カセタイがタイ証券取引所への株式上場したのち、最終的に25%を保有する予定。住友商事と日新製糖は、同合弁会社の株式をそれぞれ25%、5%保有する計画で、出資総額は約26億バーツ(約80億円)を見込んでいる。【了】

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