(中国)足元の株価急上昇で短期的な過熱感も、「上海自由貿易区」関連はPER123倍に
2013年9月17日 10:07
*10:07JST (中国)足元の株価急上昇で短期的な過熱感も、「上海自由貿易区」関連はPER123倍に
中国政府は今月29日に「上海自由貿易試験区」を設立し、10月1日から稼働させる見通しだ。同区で各種政策改革が行われるとの期待感から、本土株式市場では関連銘柄の株価が急騰している。ただ、急ピッチな株価上昇で短期的な過熱感も強まっており、現地メディアによれば、16日時点で関連18銘柄の平均PERは123倍まで上昇している。
足元で株価が大きく上昇しているのは、金山開発(600679/CH)や上海外高橋(600648/CH)など、同区の設置地点に拠点を置く銘柄群。こうした株価上昇の中で、すでに4銘柄の大株主が計3億元(約48億円)超を利食いしており、今後もこうした動きが続くと警戒されている。《NT》