米QEの縮小、新興国金融危機を引き起こさない=IMF

2013年9月13日 11:04


*11:04JST 米QEの縮小、新興国金融危機を引き起こさない=IMF
国際通貨基金(IMF)の朱民副総裁は12日、各国の政財界の要人が集う「夏季ダボス会議」の席上で、米国の量的緩和(QE)の縮小が短期的には新興国市場に悪影響を与えるものの、新興国金融危機を引き起こさないとの見方を示した。一部新興国の通貨や株式市場が6、7月に急落したことについて、米QEの縮小観測に関係していたと指摘。ただ、新興国のマクロ環境が10数年前から改善しており、米QEの縮小による金融危機の発生が考えにくいと発言した。

一方、朱副総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が出口戦略に踏み切る際、透明度を確保して新興国などに準備を与える配慮が必要だと強調した。《ZN》

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