インドネシア中銀が2週間で2回の利上げ、通貨下落の歯止めに躍起
2013年9月13日 09:01
*09:01JST インドネシア中銀が2週間で2回の利上げ、通貨下落の歯止めに躍起
インドネシア中央銀行は12日、政策金利を従来の年7.00%から7.25%に引き上げることを決定した。同行は8月29日に開かれた臨時政策会合でも0.5%の利上げを打ち出しており、ここ2週間で2度の引き上げを打ち出した格好。
なお、12日の会合では金利が据え置かれると予想されており、市場にとっては“サプライズ”となる結果に。中央銀行は6月から累計で金利を150ベーシスポイント(bp)引き上げており、12日の追加利上げで金利は約4年ぶりの高い水準となった。
このほか、中央銀行は2013年の経済成長率見通しを従来の5.8-6.2%から5.5-5.9%に、翌14年についても6.0-6.4%から5.8-6.2%に下方修正した。
今月にも米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小に着手するとの思惑が強まるなか、市場では通貨ルピアのさらなる下落に歯止めをかけるための「先回り利上げ」との見方もある。
ルピアは対米ドルで今年5月の水準から約20%急落。通貨安による輸入コスト上昇で、7月の貿易赤字は市場予想を上回る23億米ドル、8月の消費者物価指数(CPI)は8.79%と前月の8.61%から伸びが加速した。
政策金利の引き上げは成長鈍化につながる要因だが、インフレなど通貨安がもたらす悪影響を積極的に摘み取る作業を優先して実行した形だ。《RS》