米株式:上昇、ギャップアップするが50日平均線より下での推移継続

2013年9月9日 23:46


*23:46JST 米株式:上昇、ギャップアップするが50日平均線より下での推移継続

米株式市場

2日のレイバーデー、先週末にユダヤ教の新年が終わる中で、ギャップアップしているがS&P500(1666.5付近)は依然50日移動平均線より下の水準で推移している。

なお、最近のマーケットはナスダックが牽引し、ナスダック100は2000年11月以来の高値を示している。テク関連主導であることや先週発表されたヴェライゾン(VZ)とボーダフォン(VOD)による1300億ドルの大型買収などはマーケットの今後の更なる大きな上昇を示唆しない、とも言えるが同時にマーケットでは大きくベアリッシュなインディケーターも見られ、センチメントは一方的ではない。

市場では依然として9月縮小開始を見込む声が多い。「8月雇用統計は、小規模の9月縮小を示唆している」(ムーディーズ)、「8月の雇用統計結果に関わらず、9月に縮小開始されるとの見方を維持」(バークレイズ)、ゴールドマン・サックスのハッツイアス氏も、17-18日の連邦公開市場委員会後に縮小が発表されるとのシナリオを防ぐほどに弱い数字ではないが、縮小規模は少額になるだろう、としている。

本日東部時間11:00から投票権を持たないサンフランシスコ連銀のウィリアムス総裁が質疑応答を含み、講演を予定しているが、これ以降は18日まで連銀幹部による発言・講演の類は予定されていないもよう。

14年1月で任期が切れた後に退任するとの見方が多いバーナンキ議長の後任への行方に関しては、筆頭候補とされるホワイトハウスの元経済顧問のサマーズ氏に関して、ドイツ銀行もこの見方を先週末に支持。イエレン現副議長が後任になるシナリオよりも、早期の利上げや、速いペースでの資産購入縮小などが見込める、としているが劇的な違いは見込まない、としている。一方で、ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると民主党員からもサマーズ氏に反対する向きがあり、共和党から現在までで支持を公にする議員は見られない、とのこと。

マクロ経済では、WTOが2013年度の世界での経済成長予想を3.3%から2.5%に、14年度を5%から4.5%に下方修正している。先週は、IMFが来年の世界経済成長は今年よりも加速すると予想し、米国の成長も改善することを見込んでいた。

地政学的リスクに関しては、ロシアが、攻撃を避けられるのならばシリアは化学兵器を放棄するべき、との見方を示している。オバマ大統領は10日夜にシリアに関して発言する予定。

個別銘柄では、アップル(AAPL)が、10日にイベントを予定しており新型iPhoneの発表が予想されている。

S&P 500は4.14高の1650.94前後で推移、ナスダック総合指数11.14ポイント高の3647.64ポイント前後で推移、ダウ平均株価は79.14高の14858.34ドル。(日本時間23時30分時点)。《KG》

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