週刊ダイヤモンド今週号より~ホンダ・トヨタ対決が再燃!ハイブリッド車消耗戦の波紋
2013年9月9日 08:00
*08:00JST 週刊ダイヤモンド今週号より~ホンダ・トヨタ対決が再燃!ハイブリッド車消耗戦の波紋
ホンダ<7267>は6年ぶりに全面改良した主力小型車「フィット」シリーズを発売しました。目玉はハイブリット車で、既存のハイブリッドシステムに比べて35%以上の燃費性能の向上を達成しています。
ホンダにとって今回のフィット投入は“雪辱戦”の意味を持ちます。2009年にインサイトを発売した矢先、トヨタ<7203>が異例の価格戦略に打って出たことで、プリウスに完敗する結果となりました。
トヨタもカローラなどにHEVの展開車種を広げる一方、アクアの部分改良も実施、今回はHEV戦争の第2弾となるわけですが、富士重<7270>やマツダ<7261>の参戦もあって、国内市場に占めるHEV比率は一段と高まることにもなります。
ただ、「HEV比率の高まりはメーカーの製造コストを引き上げる」、「燃費改善技術が高度化するほど加速度的にコストが上昇する」などのため、HEVにおける低燃費競争は自動車メーカーの収益を毀損しかねません。
世界を見渡せば、HEV比率が高いのは日本市場ぐらいであり、過度なHEV消耗戦を繰り広げることは、自動車メーカーの企業体力を奪うことになりかねません。将来的には、電気自動車や燃料電池車といった次世代エコカーが本命視される中、過渡期を担うとされるHEVの存在意義が問われているとダイヤモンド誌では指摘しています。《NT》