【飛び乗り飛び降り】デジタルガレージは米ツイッター社への出資をはじめ、他にも上場予備軍へ出資

2013年9月5日 09:51

  デジタルガレージ <4819> (JQS)は、9月4日(水)2万8000円高の(+5.52%)の53万5000円と続伸。株式分割実施で、流動性が向上するとの期待感が先行している。9月30日を基準日として1株を200株に分割を実施。10月1日が効力発生日。単元株制度を採用して単元株数は100株で、実質投資単位が2分の1となることから、目先資金が流入し騰勢を強めており、短期的に注目されよう。

  足元の業績、国内・海外の株式市場が上昇に転じ、ベンチャー企業投資のexit(売却)環境も好転し、インキュベーション事業が同社グループの業績を牽引。マーケティン事業はウェブマーケティング領域が成長ドライバーとなり、引き続き、事業の拡大が期待される。また、ペイメント事業については、国内のEコマース決済ビジネスが引き続き堅調に推移すると見込まれるほか、中間持株会社econtext Asia Limited の香港証券取引所への上場に向けた準備コスト及びグローバル展開を視野に入れた新サービスの開発コストの発生を予定し、今6月期売上高は320億円(前期比14.4%増)、営業利益は18億円(同36.1%増)、経常利益は35億円(同13.7%増)、純利益は連結子会社の株式売却がなくなるため21億円(同22.7%減)を見込む。年間配当は5円(分割実施後)を予定している。

  株価は、8月15日に年初来の高値58万2000円と買われた後、8月28日安値44万5000円まで調整を挟んで上昇。電通グループと大手クレジットカード会社3社とビッグデータ事業で資本業務提携し、デジタルガレージ主導で米国・日本・アジアを横断したプロジェクトを本格稼動することへの期待感に加え、米ツイッター社への出資をはじめ、他にも上場予備軍へ出資していることが期待材料となっており、高値奪回から一段高が期待されよう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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