ソフトブレーン Research Memo(9):拡大する在宅医療市場を背景に潜在的な成長可能性は大きい
2013年9月5日 08:18
*08:18JST ソフトブレーン Research Memo(9):拡大する在宅医療市場を背景に潜在的な成長可能性は大きい
■新規事業の動向
(1)eケアマネージャー
ソフトブレーン<4779>が2012年12月に発表した在宅医療支援ツール「eケアマネージャー」は、「医師や看護師、ケアマネージャーなど多職種間での患者情報の共有化」「簡単に診療予約ができるスケジュール管理システム」などの機能を実現したソフトウェアである。タブレット端末を利用し、医師やケアマネージャーなどの業務負担を大幅に軽減する情報ツールとして期待されている製品だ。ソフトウェアの販売だけでなく、タブレット端末の販売や導入支援のためのコンサルティングも同時に行っていく。
同社ではSI企業などと共同で地域の医療施設等に向けた受注活動を開始しており、早ければ今秋にも端末ベースで数百台規模の受注案件の獲得が見込まれており、初年度に5件の受注案件獲得を目標としている。
医療施設における病床数不足などを背景に、在宅医療推進のために厚生労働省では2014年度から診療報酬を改定する方針を打ち出しており、今後、在宅医療市場の拡大が見込まれている。厚生労働省では、在宅医療を必要とする患者数は現在の約17万人から2025年には29万人まで拡大すると推計している。
こうした環境において、地域における医療連携ネットワークの構築、なかでも医師やケアマネージャーなど多職種間での患者情報の共有化に関しては重要課題の1つとなっているだけに、「eケアマネージャー」の有用性は今後、一層高まっていくものと予想される。主な導入先は在宅療養支援診療所・病院施設であるが、この種の施設は2010年時点で全国に12,818ヶ所あり、潜在的な成長可能性は大きいと言えよう。同社では4~5年後に収益化を目指していきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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