(香港)中国建設銀行が小幅安、不良債権リスクに警戒感
2013年8月26日 10:34
*10:34JST (香港)中国建設銀行が小幅安、不良債権リスクに警戒感
中国建設銀行(00939/HK)
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小幅安。同社が25日発表した2013年6月中間決算は、純利益が前年同期比12.6%増の1197億1100万元(約1兆9150億円)となり、市場予想をやや上回った。純金利収入、純手数料収入はそれぞれ同10.6%増、12.8%増を確保。純利ざやを前年同期並みに維持するなど、中堅銀行に比べて底堅さの見える決算となった。
ただ、市場では不良債権リスクに警戒感を示す向きもある。不良債権の「予備軍」である返済期限経過貸付金が増加。また、期中の不良債権増加額は57億元弱となり、前年通期の増加額(37億元)を大きく上回った。なお、中間配当は引き続き実施しない。
■企業紹介
4大国有商業銀行の一角。1912年に創業。個人・法人向け銀行業務を含む金融サービスを幅広く手掛ける。中でも外為業務に強みを持ち、貿易決済では国内最大手。国内に1万店以上、海外に1000カ所弱の店舗を置く。《NT》