【飛び乗り飛び降りコーナー】日本ヒュームは3営業日続伸で見直し人気本格化、防災関連

2013年8月25日 15:03

  下水道向けヒューム管大手の日本ヒューム <5262> (東2)は、23日(金)13円高(+2.05%)の647円と3営業日続伸。ゲリラ豪雨など、防災への高まりから同社を見直す動きが強まっており、騰勢を強める可能性が高い。

  雨水対策用の土木コンクリート製品(ヒューム管)が好調なほか、耐震対策で学校向けに強度の高いコンクリート製品の販売も好調で、今後も防災・耐震関連のコンクリート製品の伸びが期待されている。

  足元の業績、今3月期業績予想は8月9日に上方修正済みで、主力のパイル製品とヒューム管の売上増に、杭打ち工事が増加し、売上高は従来予想の314億円(前期比2.6%増)から340億円(同11.1%増)、営業利益は18億円(同16.5%減)から20億5000万円(同4.9%減)、経常利益は24億円(同13.3%減)から26億5000万円(同4.3%減)、純利益は16億円(同14.7%減)から18億円(同4.1%減)に増額し、減益幅を縮小する見通し。

  株価は、5月13日につけた年初来の高値709円から6月13日安値545円まで短期調整を挟んで8月14日高値660円と上昇。8月22日安値620円と下げて切り返す動きで、25日移動平均線がサポートラインとして再度意識された感はある。今期予想PER10倍台・PBR0.78倍と割安感がある。建設株やセメント株に上昇基調を強める銘柄が目立ってきており、復興関連の出遅れ銘柄として一段高へ進む公算大。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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