コンドーテック Research Memo(1):建設投資の回復で最高益更新が続く見通し
2013年8月23日 08:13
*08:13JST コンドーテック Research Memo(1):建設投資の回復で最高益更新が続く見通し
コンドーテック<7438>は、社会活動に欠かせないインフラ・環境関連資材を供給している。具体的にはターンバックルやシャックルなど産業・鉄構資材の製造・仕入販売、並びに電設資材の仕入販売など。豊富な商品ラインナップと地域密着型の即納体制が強み。土木・建築を中心に物流、船舶、鉄道、環境分野など幅広い業界に販売しており、特定業界の好不況の波を受けにくい収益体質を構築している。
住宅着工件数の増加や震災復興の本格化による建設投資の回復で、建設用資材の販売好調が続いている。円安による仕入れコストの上昇は価格転嫁で吸収し、2014年3月期も順調な滑り出しとなっている。震災復興需要や公共インフラ投資に関しては、今夏以降の本格拡大が見込まれており、同社の業績も最高益更新が続く見通しだ。
今後の成長戦略としては、鉄道・環境分野や東南アジア市場における販売強化、並びに首都圏営業の強化、鉄構資材分野におけるシェア拡大などに取り組んでいく方針。
★Check Point
・顧客数は全国で16,000社、幅広い顧客層で収益を安定化
・建設業界向けが続伸、2013年3月期は過去最高業績を更新
・業績の一段の拡大に伴う増配に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》