概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は3日続落、米量的緩和の早期縮小観測が重し

2013年8月1日 09:58


*09:58JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は3日続落、米量的緩和の早期縮小観測が重し
【ブラジル】ボベスパ指数 48234.49 -0.67%
昨日7月31日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比327.29ポイント安(-0.67%)の48234.49で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは24、値下がり45、変わらず2と売りが優勢。全業種が下落し、中でも消費者サービスやヘルスケアに売りが集中した。

おおよそマイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を再び拡大させた。米4-6月期の国内総生産(GDP、速報値)が市場予想を上回ったことを受け、米国の量的緩和が早期に縮小されるとの懸念が再び台頭。小売りや不動産など内需関連を中心に売りが集中し、指数の足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 1375.79 -0.83%
7月31日のロシア市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比11.52ポイント安(-0.83%)の1375.79で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり15、値下がり35と売りが優勢となった。

朝方はプラス圏を回復する場面を示したが、その後は下げ幅を急速に拡大させた。肥料関連の大幅続落が引き続き指数の足かせ。HSBCなど外資系機関投資家が相次いでウラルカリー(URKA)の投資判断を下方修正したことが嫌気された。生産拡大やベラルーシとの協力関係の解消が炭酸カリウムの価格を大幅に押し上げると予測された。また、好調な米経済指標を受け、同国の量的緩和が早期に縮小されるとの懸念が再び台頭したことも圧迫材料となった。

【インド】SENSEX指数 19345.70 -0.01%
7月31日のインドSENSEX指数は6営業日続落。外国為替市場で通貨安が続き、企業にも悪影響が及ぶとの見方が嫌気材料。インド準備銀行(中央銀行)は前日、今年度の経済成長見通しを下方修正。金融政策の軸足を通貨安定と経常赤字拡大の抑制に移す姿勢を明確にしたが、これに伴う引き締め策が景気をさらに悪化させると警戒された。ただ、為替相場は1米ドル=61ルピーを超える水準では伸び悩み、取引終盤に下げ幅を縮小。これに伴い株式相場も持ち直した。

【中国本土】上海総合指数 1993.80 +0.19%
7月31日の上海総合指数は続伸。中国政府が景気減速に一定の配慮を示したことが買い安心感を与えた。前日開催された中国共産党中央政治局常務委員会では、合理的なレンジ内で経済の安定成長を図る姿勢があらためて確認された。また、不動産政策について「市場の健全な発展を促進する」との言及にとどまり、引き締め強化などに触れなかったことから、不動産株が買いを集めた。ただ、製造業購買担当者景気指数(PMI)などを翌日に控え、上値の重さも目立った。《FA》

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