【決算発表企業を占う】:三菱UFJ、みずほFG、パナソニック、ホンダなど
2013年8月1日 07:43
*07:43JST 【決算発表企業を占う】:三菱UFJ、みずほFG、パナソニック、ホンダなど
■三菱UFJ<8306>
第1四半期純利益実績:2552.87億円
市場コンセンサス:2000億円台前半
第1四半期純利益は市場コンセンサスをやや上振れたとみられる。先の観測報道では、2000億円台を確保したと伝わっており、2000億円台前半がイメージされていたと想定される。ただ、サプライズまでは限定的と見られ、株価への反応は限られたものとなろう。米FOMCやGDPなどを受けて、1日の株式市場はある程度方向感も出るとみられ、全体相場の動向に連動していく展開が想定される。
■みずほFG<8411>
第1四半期純利益実績:2479億5300万円
市場コンセンサス:1870-1900億円
第1四半期業績は、経常収益が7839億100万円(前年同期比+6.2%)、純利益が2479億5300万円(同+34.8%)で着地。純利益の対通期計画への進捗率は49.5%と高く、市場コンセンサスを大幅に上回る好決算に。ただ、三井住友FG<8316>も同様に好決算を発表したものの、足元の株価は伸び悩んでおり、素直に好感されない可能性も。全体相場が落ち着けば決算評価が強まる展開に期待。
■パナソニック<6752>
第1四半期営業利益実績:642.01億円
市場コンセンサス:510億円前後
第1四半期営業利益は市場コンセンサスを上振れた。原価低減効果などが想定以上に表面化する格好となったか。税前利益に関しては、年金制度変更に伴う一時益798億円を計上のため、さらに上振れる状況となっている。営業利益の上振れ着地を株式市場では素直に評価する流れと想定されよう。第1四半期は会社計画を200億円程度上振れたとみられ、通期予想にも上振れの余地が大きくなった。通期予想はアナリストコンセンサスと会社計画において大きな差もないため、今後はコンセンサスレベルの切り上がりが想定されることになる。
■ホンダ<7267>
第1四半期営業利益実績:1849.63億円
市場コンセンサス:2000億円前後
第1四半期営業利益は市場コンセンサスを下振れる着地となった。工場の立ち上げ費用などが響く形となるが、増益率5%は物足りないとの印象が強い。富士重など実績が市場予想を上回った他社との比較でも、ネガティブに受け止められよう。通期営業利益予想は7800億円を据え置きだが、為替前提はドルが95円から96円に、ユーロが120円から126円に、円安方向に修正しているため、実質的には下方修正とも受け止められる。通期の市場コンセンサスは8600億円程度のレベルとなっている。1日の株価は軟調な動きが予想されよう。
■東芝<6502>
第1四半期営業利益実績:243億4600万円
市場コンセンサス:380-430億円
第1四半期業績は、売上高が1兆3905億9800万円(前年同期比+9.6%)、営業利益が243億4600万円(同+112.2%)で着地。半導体メモリや海外の原子力発電システムが好調に推移していることで増収だが、テレビ事業が引き続き苦戦。市場コンセンサスを大きく下回る内容であることから、直近下落による材料出尽くし感は強まりづらい可能性。
■任天堂<7974>
第1四半期営業損益実績:49億2400万円の赤字
市場コンセンサス:20-45億円の黒字
第1四半期業績は、売上高が815億4800万円(前年同期比-3.8%)、営業損益が49億2400万円の赤字となった。販管費の増加などで営業利益は市場コンセンサスを大きく下回る格好。為替差益が169億円発生し、経常利益は148億1700万円で着地したものの、本業ベースでは依然として苦戦。ポケットモンスターシリーズ最新作などの寄与を見込み、通期業績を据え置いているものの、今後はソニー<6758>や米マイクロソフトの次世代ゲーム機の投入が見込まれており、競争激化も想定される状況でアク抜け感は強まりづらいか。《KO》