バーナンキ議長発言は“まだら模様”、市場変動の高まりが企業に影響も
2013年7月19日 09:40
*09:40JST バーナンキ議長発言は“まだら模様”、市場変動の高まりが企業に影響も
外国為替市場で注目点のひとつだったバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が18日に終了しました。発言内容を一言で表せるとすれば「まだら模様」で、投資家の不安心理が相場のボラティリティ(変動率)を高めるとの懸念が浮上しています。
アナリストらは量的緩和第3弾(QE3)の縮小が今年9月から開始されるとの観測を強めていますが、バーナンキ議長は上院銀行委員会での公聴会で「(9月縮小を)判断するのは時期尚早」と発言。市場はドルに対して強気姿勢を崩していないようですが、縮小のタイミングを巡っては疑問が織り込まれる可能性が高まっています。
このほか、議長は利上げの要件として、(1)景気回復(2)労働市場の正常化(3)インフレ率が2%まで回帰すること——の3点を示しました。量的緩和策の終了は金融引き締めに相当するとの意見もありますが、FRBの解釈では量的緩和策とは「型破りの金融政策」で、それを止めることはあくまで“金融政策を正常な状態に戻す”ことに過ぎないと考えられます。
さて、FRB議長の発言を受け、投資家が米金融政策の見通しを調整する可能性が高まりました。為替市場でのボラティリティの高まりは企業の為替ヘッジ戦略にも重要な影響を与えるとあり、少なからず企業業績を左右することになりそうです。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》