「バーナンキ・プット炸裂?・・に関する考察」
2013年7月11日 16:21
*16:21JST 「バーナンキ・プット炸裂?・・に関する考察」
さしずめバーナンキ・プット炸裂といったところであろうか、10日のバーナンキFRB
議長の講演において、雇用情勢が十分に回復していないとして「しばらくは極めて緩
和的な金融政策が必要だ」と表明したのである。こうした発言を受け、10日の米国債
相場は急反発した。これぞ、“バーナンキ・プット”といわずしてなんと言えば良い
かだ。
米国において、景気回復にして金利上昇は容認するのだろうとは思われたものの果た
して、どこまで無条件に金利上昇をFRBとしては許しえるのか?とりわけ注意が必要
なのが、モーゲージ金利の上昇である。
これまでの米国の景気回復の牽引役、それもFRBによるQE3によってもたらされた
もの、それは米国債利回りの低下→モーゲージ金利の低下を通じて住宅市況の改善を
図り、それが個人消費の回復のきっかけにするというものであったはずであった。そ
れが今回、QE3の縮小・終了に向けて動きだすことによる反動、つまりモーゲージ金
利の上昇がその景気回復の芽をFRB自らが摘み取ることになりかねないという懸念が
あったのである。
そして、今回、米10年債利回りが3.0%を目前とする時点で、冒頭の発言があった
わけで、これはひとまず、バーナンキFRB議長からの、口先介入と捉えるのが妥当と
いえるのではないだろうか。つまりバーナンキプットというわけだ。
米10年債利回り、当面は3.0%台のせは想定されないようだ。《FA》