プログラム売買の影響を受けづらい材料系の銘柄へ【クロージング】
2013年7月8日 16:24
*16:24JST プログラム売買の影響を受けづらい材料系の銘柄へ【クロージング】
8日の日経平均は大幅反落となり、200.63円安の14109.34円(出来高概算32億6000万株)で取引を終えた。米雇用統計の結果を受けた5日のNY市場の上昇のほか、円相場の1ドル101円台乗せが追い風となり、日経平均は14400円を回復して始まった。ただ、上値追いには慎重であり、寄付き直後につけた14497.65円を高値にその後はこう着感の強い展開に。ハンセン指数や上海指数の弱い動きなどから、先物主導によるインデックス売りから、次第に利益確定の流れに。
日経平均はプラス圏での底堅い動きを続けてはいたが、アジア市場の弱い動きのほか、円相場も次第に円高に振れている。さらに指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が後場に入って下げ幅を拡大させた。米格付け会社S&Pが2段階格下げしたことで、売り仕掛け的な動きが強まった。これらを受けて日経平均は大引けにかけて下げ幅を広げ、本日の安値で取引を終えた。
アジア株安が重荷となったが、本日は寄付き直後に高値をつけているため、資金回転が利き辛い面も影響しており、先物主導のプログラム売りのインパクトがさらに響いた格好。ただし、材料系の銘柄など個人主体の売買によって取引が活発であり、テーマ銘柄などの循環物色が続くとみておきたい。
8日の米国ではアルコアの決算を皮切りに決算シーズン入りとなる。出足を見極めたいとの姿勢から積極的な売買は手控えられた面もある。プログラム売買の影響を受けづらい材料系の銘柄や、新興市場の中小型株などには、物色資金が向かいやすいだろう。《KO》