後場に注目すべき3つのポイント~緩和メリット関連など値動きの軽い銘柄に資金

2013年7月8日 12:23


*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~緩和メリット関連など値動きの軽い銘柄に資金

8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・安定政権への期待から押し目買い意欲は強く
・ドル・円は101円28銭付近、上海総合指数の下げ幅縮小などで下げ渋る
・緩和メリット関連の一角など値動きの軽い銘柄での値幅取りが継続

■安定政権への期待から押し目買い意欲は強く

日経平均は続伸。55.34円高の14365.31円(出来高概算16億9000万株)で前場の取引を終えている。米雇用統計の結果を受けた5日の米国市場の上昇のほか、円相場の1ドル101円台乗せが追い風となり、日経平均は14400円を回復して始まった。ただ、上値追いには慎重であり、寄付き直後につけた14497.65円を高値にその後はこう着感の強い展開に。前場半ばには、ハンセン指数や上海指数の弱い動きなどから、先物主導によるインデックス売りから下げに転じる局面もみられている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数は1000を超えており、全体の過半数は占めている。規模別指数も大型、中型、小型株指数ともにプラスをキープ。指数インパクトの大きいところでは、大和ハウス<1925>、ファナック<6954>、ホンダ<7267>、コマツ<6301>などの弱い値動きが重しになっている。

上海などの弱い値動きを受けて、先物主導で売り仕掛け的な動きが出ているようである。指数インパクトの大きい値がさの一角にプログラム売りが出てくるようだと、日経平均は再び下げに転じてしまう可能性はありそうだ。

ただし、参院選でのねじれ解消が焦点となるなか、安定政権への期待から押し目買い意欲は強く、大きな下振れは考えづらいところ。また、材料系の銘柄なども個人主体の売買によって取引が活発であり、テーマ銘柄などの循環物色が続くとみておきたい。

8日の米国ではアルコアの決算を皮切りに決算シーズン入りとなる。出足を見極めたいとの姿勢から積極的な売買は手控えられそうでが、先物主導のプログラム売買の影響を受けづらい材料系の銘柄や新興市場の中小型株などには、物色資金が向かいやすいだろう。

■ドル・円は101円28銭付近、上海総合指数の下げ幅縮小などで下げ渋る

ドル・円は101円28銭付近で推移。日経平均が下げ渋ったこと、上海総合指数がやや下げ幅を縮小させたことから、ドル・円も101円台前半で下げ渋っている。日本の長期金利がやや上昇していることは問題視されていないようだ。午後の取引で日経平均株価がさらに上昇した場合、ドル・円は101円台半ばまで戻すとの見方がある。

■今後のポイント

・6月の米雇用統計内容の改善を意識してドルは堅調推移

12時22分時点のドル・円は101円28銭、ユーロ・円は129円87銭、ポンド・円は150円65銭、豪ドル・円は91円73銭付近で推移。上海総合指数は、1981.09(前日比-1.30%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・アジア株安が重しも、上海総合指数はやや下げ幅を縮小
・緩和メリット関連の一角など値動きの軽い銘柄での値幅取りが継続
・後場も値動きの軽い銘柄を中心に注目、押し目買い姿勢も継続か

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:30 6月企業倒産
14:00 6月景気ウォッチャー調査(5月の先行き判断DIは56.2)

<海外>

14:45 スイス・6月失業率(予想:3.0%、5月:3.0%)
15:00 独・5月貿易収支(予想:+178億ユーロ、4月:+181億ユーロ)《KO》

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