概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は流動性懸念の緩和で小幅続伸

2013年7月8日 10:54


*10:54JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は流動性懸念の緩和で小幅続伸
【ブラジル】ボベスパ指数 45210.49 -1.21%
先週末5日のブラジル市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比552.67ポイント安(-1.21%)の45210.49で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは24、値下がり44、変わらず3と売りが優勢。セクター別では、石油・ガスや素材が売られた半面、資本財や消費財が高い。

中盤に下値を模索する場面もあったが、その後は下げ幅をやや縮小させた。鉄鋼や鉄鉱石など資源大手の大幅下落が指数の足かせ。マンテガ財務相が鉄鋼など原材料の輸入関税引き下げを示唆したことが国内価格の下落懸念を強めた。また、大手ブラデスコ銀行(BBDC3)などの大幅下落も相場を圧迫。UBS銀行は最新リポートで、経営悪化懸念が高まっている資産家アイケ・バティスタ氏が出資する系列会社への貸出割合が高いため、同行の利益が圧迫されるとの見方を示した。

【ロシア】MICEX指数 1342.72 -0.48%
5日のロシア市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比6.49ポイント安(-0.48%)の1342.72で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり20、値下がり30と売りが優勢となった。

小幅安で寄り付いた後はいったん買い戻されたが、その後は再びマイナス圏に転落した。好調な米雇用統計を受け、同国で実施されている量的緩和が早期に縮小されるとの観測が高まった。量的緩和が縮小されれば、新興国からの資金引き揚げが加速するほか、新興国の通貨安につながる可能性があると警戒されている。また、最近の上昇を受け、目先の高値警戒感も高まった。

【インド】SENSEX指数 19495.82 +0.44%
5日のインドSENSEX指数は続伸。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が金融緩和の長期化に言及し、前日の欧州株式相場が軒並み大幅高となった流れを引き継いだ。また、アナリストが投資判断を引き上げた石化大手リライアンス・インダストリーズが大幅上昇となったほか、日用品大手ヒンドゥスタン・ユニリーバも買われて指数の上げをけん引。一方、買い一巡後は上値の重さも意識され、ジリジリと上げ幅を縮める動きに。日本時間でこの日夜に米雇用統計の発表が控えていたとあり、積極的に買い進める動きが抑制された。

【中国本土】上海総合指数 2007.20 +0.05%
5日の上海総合指数は小幅続伸。後場に上げ幅を拡大する場面もあったが、引けにかけて再び上値を削った。中国財政部が総額1000億元に上る預金入札を実施すると発表したことで、金融システムの流動性ひっ迫懸念が一段と緩和された。また、不動産デベロッパーの増資解禁観測を受け、同セクターに物色の矛先が向かった。一方、A株市場での新規株式公開(IPO)が早期に再開されるとの観測が株式需給の悪化懸念につながった。《FA》

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