ドル・円は5月30日以来の高値、他国との政策相違でドル指数90も

2013年7月8日 08:39


*08:39JST ドル・円は5月30日以来の高値、他国との政策相違でドル指数90も
8日の外国為替市場ではドル高の勢いが継続し、アジア時間朝のドル・円は一時1ドル=101円47銭と、今年5月30日以来の高値まで上伸する場面があった。

前週末5日発表された6月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数(事業所調査、季節調整済み)が前月比19万5000人の増加となり、市場予想の16万5000人増を上回る内容となった。また、5月の雇用者数も速報値の17万5000人増から19万5000人増に上方修正。家計調査に基づく失業率は7.6%となった。

雇用統計を受け、債券市場では米10年債利回りが約2年ぶりの高水準となる2.74%に上昇。市場では米国と他国との政策や金利の相違拡大を考えると、ドル指数が90の水準に向かう可能性が高まったとの意見も出ている。

また、欧州中央銀行(ECB)やイングランド銀行(英中央銀行)など欧州の中央銀行が金融緩和の長期化を示唆したのを受け、ユーロやスイスフラン、ポンドで調達した資金を為替市場で運用する魅力が一段と増してきたとの見方も。

一方、米量的緩和の縮小で新興国市場からは資金流出懸念が強まりそう。特に米国と新興諸国との利回り格差の縮小で、新興国の債券市場から資金を回収する動きに拍車がかかる可能性がある。《RS》

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