【アナリスト水田雅展の銘柄分析】翻訳センターは2ヶ月ぶりに25日線抜き本格出直り態勢、ISS子会社化で成長力増す

2013年7月8日 07:28

 国内最大規模の翻訳会社である翻訳センター<2483>(JQS)の株価は調整一巡したようだ。中期成長力を評価して出直り展開が期待される。

 特許・医薬・工業(IT関連)・法務・金融分野を中心として、企業向けなどに翻訳サービスを展開している。企業の知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、ディスクロージャー関連などの需要拡大で中期成長が期待される。12年8月には通訳・翻訳・国際会議運営のアイ・エス・エス(ISS)を子会社化して業容を拡大し、13年6月にはアイタスからIT関連のローカライゼーション/マニュアル翻訳事業の一部を譲り受けた。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比21.0%増の88億円、営業利益が同11.1%増の4億70百万円、経常利益が同11.1%増の4億70百万円、純利益が同9.0%増の2億40百万円としている。東京本部移転増床費用が発生し、人材採用などの先行投資負担もあるが、翻訳サービスの需要は特許分野や工業分野を中心に拡大基調であり、ISSの通期連結なども寄与して好業績が期待される。

 なお子会社のISSは、6月1日~3日に開催された「第5回アフリカ開発会議」の全体運営を担当するなど、国際会議運営の実績は豊富である。アベノミクス成長戦略では30年までにアジア1の国際会議開催国となることも掲げており、活躍の場が一段と広がりそうだ。

 権利修正株価(4月1日付で株式100分割)の動きで見ると、2800円近辺での推移から6月27日に2380円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値2310円を割り込まずに反発し、7月5日には2900円近辺まで戻している。25日線を5月13日以来、ほぼ2ヶ月ぶりに上抜き、調整が一巡して出直り態勢である。

 7月5日の終値2870円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS142円40銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1459円64銭で算出)は2.0倍近辺である。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ビューティガレージは品揃え強化奏功し登録会員口座が増加、店舗設計の受注も増加、東京本社総合ショールームも戦力化(2013/07/05)
パンチ工業は新規上場から半年経過し出直り体制整う、PER6~7倍と割安(2013/07/05)

関連記事

最新記事